94年「銀行支店長射殺事件」で“拳銃を持った老人”はなぜ出頭したのか 実行犯を明かさぬまま逝った男の裏街道人生

第1回【70年代「約3億円詐欺」、90年代「銀行支店長射殺」…戦後日本を犯罪で渡り歩いた男の裏街道人生】を読む 「週刊新潮」がその男を最初に報じたのは、1979年のことだった。当時の日本を席捲していた大学の不正入試・裏口入学疑惑に絡み、渦中の私立高校関係者から2億8000万円ものカネを騙し取った詐欺事件。発生から1年以上経ってもその容疑者が捕まらない――という内容だったが、記事の掲載から数カ月後、ついに1人の男が逮捕された。 近藤忠雄、57歳、前科7犯。この事件で10年超の服役生活を送った近藤は、出所の数年後、日本を震撼させた未解決の企業テロ事件で再び“表舞台”に現れた。「週刊新潮」が2003年まで断続的に報じた近藤の名前を追うと、戦後から令和まで裏街道を歩き続けた男の姿が浮かび上がる。(全2回の第2回) ***

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