最高裁が再審開始決定 滋賀・日野町1984年強盗殺人事件 死刑や無期懲役の「死後再審」は戦後初 「こんな不幸なことは二度と起こってはいけない」長男・阪原弘次さん

1984年に滋賀県日野町で起きた強盗殺人事件で、最高裁は再審=裁判のやり直しを認める決定をしました。 この事件は、1984年に滋賀県日野町で酒店経営の女性(69)が殺害され金庫が奪われたもので、酒店の常連客だった阪原弘さんが強盗殺人の疑いで逮捕、起訴されました。 捜査段階で犯行を自白した阪原さんは裁判では無罪を訴えましたが、その後、無期懲役が確定し、服役中の2011年に75歳で病死しています。 阪原さんの家族らによる再審請求に対して、大津地裁は2018年、「自白の信用性に疑いがある」などとして、再審の開始を決定し、大阪高裁も2023年に再審の開始を認めました。 検察側が特別抗告していましたが、最高裁はきのう付で「2審の判断に誤りがあるとは認められない」として、特別抗告を退け、再審=裁判のやり直しを認める決定をしました。 再審開始決定の知らせを受け、阪原さんの長男・弘次さんはこのように話しました。 阪原弘さんの長男・弘次さん 「私の父は心半ばにして無念のうちに亡くなってしまいましたが、こんな不幸なことは二度と起こしてはいけない」 死刑や無期懲役が確定した事件で、本人の死亡後に再審開始が認められたのは戦後初めてです。

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