〝性加害〟榊英雄被告に実刑判決 「やったと言ったらダメ」告発俳優が明かす戦慄のひと言

準強姦罪に問われていた映画監督の榊英雄被告の判決公判が6日に東京地裁で開かれ、懲役8年(求刑10年)の実刑判決を言い渡した。判決を受け、榊被告の性被害を実名告発した俳優で文筆家の睡蓮みどりと俳優の石川優実が取材に応じた。 起訴状によると榊被告は2015年と16年に20代の女性2人に「演技指導」と称して、わいせつ行為を行った。映画監督という立場を利用し、要求に応じなければ俳優活動に支障をきたすのではないかと不安を抱かせ行為に及んでいたという。 22年に週刊誌上で榊被告の性加害が報じられると、多くの女性が被害を訴えた。睡蓮と石川は実名告発を行った。 しかし時間の経過とともに立証が難しく睡蓮は立件に至らず、石川は処分保留。今回は榊被告が所持していた動画が証拠となった別の女性2人の公判だった。睡蓮と石川は判決を見届けるため裁判所を訪れていた。懲役8年の判決を聞き、涙を流した石川の肩を睡蓮が抱き寄せた。 判決を聞いた睡蓮は「私の感覚からすると全く足りない。8年したら、また出てくる。その日のことを考えると今から怖い」と厳しい表情。石川も「被害に遭ってから10年ぐらい。この期間より短い期間で出てくる。榊が罪を償う期間と私たち被害者の回復の期間は比例しない」。石川は被害後に複雑性PTSDを発症し、現在も治療中だ。 榊被告は行為自体は認めているが、男女の関係だったとして無罪を主張している。睡蓮は「恋愛とか不倫という言葉に収められることに怒りを感じます。私の身に起きたことと私の感情は、加害者の主張とは1ミリもリンクしない」と語気を強めた。 石川は過去の榊被告の言葉が脳裏をよぎるという。石川が被害に遭った同時期、榊被告の監督ドラマに出演した某俳優が逮捕されたことがあった。一報を聞いた榊被告の様子について石川は「舞台裏で榊が『大変だ』と言いながら『絶対に(性加害を)やったって言ったらダメ』と言っていた。(榊被告自身も)それを貫いてるんだと思う」と指摘した。

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