NHKは6日、報道局スポーツセンターに勤務していた中元健介チーフディレクター(50)が不同意性交などの疑いで、警視庁に逮捕されたと発表した。 警視庁渋谷署によると、逮捕容疑は1月4日、渋谷区の路上を歩いていた女性に声をかけてビルに連れ込み「俺、危ない物持ってるから」などと脅し、わいせつな行為をした疑い。女性はすぐに現場付近の交番に駆け込んだ。同容疑者は自転車で去ったが、防犯カメラの捜査などで浮上。これとは別に被害に遭ったという女性もおり、当局は余罪を調べている。中元容疑者は「強制して無理やりさせたということはない」と否認している。 NHK局員の前代未聞の事件。同局は6日に緊急会見を行い、出席した安保華子理事は「このたびは本当に申し訳ありませんでした。被害にあわれた方の人権を傷つける、許されない行為です」と陳謝した。 中元容疑者が所属するスポーツセンターの松元良祐センター長によると、犯行のあった日は同容疑者の休日出勤日。犯行後、局に平然と出勤し、平然と業務を行い帰っていったという。 捜査関係者は「普通は仕事に身が入らない。ふるまいから余罪が疑われるレベル」と指摘する。 一方、同じNHKでは心配な事案もある。米国とイスラエルの攻撃により不安定となっているイランで、NHKのテヘラン支局長が拘束中なのだ。木原官房長官は4日の記者会見で「連絡は取れており、無事を確認している」と強調。同局長は今年に入り、取材活動中に軍関係者に拘束され、その後国内のエビン刑務所に送られたとみられる。エビン刑務所は3日、爆撃により一部損傷した。 「刑務所の環境は劣悪。しかもエビン刑務所は死刑囚もいる悪名高い場所。これからイランによる〝人質外交〟が行われる可能性もある」とは中東情勢に詳しい関係者。NHKに激震が走っている――。