「別人格がやった」11歳少女への性加害 排泄まで報告させた男の支配に検察「一人の人間にすぎない」懲役8年求刑

当時11歳の少女に対する強制性交などの罪に問われている男に、検察側は2月25日、懲役8年を求刑した。男は「レイがやったことだと思う」などと話し、自分の中にいる別の人格による犯行だと主張している。 ■11歳少女への性加害 妻と共謀し性交か 強制性交など3つの罪に問われているのは長崎県佐世保市の無職の男(34)。 起訴状などによると、男は2022年8月、妻と共謀して当時11歳の少女に性交したとされている。 さらに2023年8月と2024年3月には、同じ少女に対し、わいせつな映像を撮って送るように要求したなどとされている。 ■共犯の妻は実刑…男は「記憶がない」 強制性交にかかわった妻はすでに懲役3年6か月の実刑判決を受けており、男は最初に逮捕されて以降、1年以上の勾留生活が続いている。 長崎地裁・佐世保支部で2月25日に開かれた公判。男は丸刈り頭に黒ぶちメガネ、大柄な体に上下スウェット姿で法廷に姿を現した。 裁判では男の責任能力の有無が争点となっているが、男は一連の犯行に関する記憶がないと主張してきた。 ■もうひとりの人格「ハカマダレイ」 男は、4〜5歳の頃から自分の中に「ハカマダレイ」という‟もう一人の人格‟がいると話す。 検察側の論告では、男が逮捕後の精神鑑定で「解離性同一症」と診断されていたことが示された。 解離性同一症は、かつて多重人格障害と呼ばれていた精神疾患だ。複数の人格が同一人物の中にコントロールされた状態で交代して現れるとされている。 また現れる人格は、正常時とは異なる発言や気質、行動を示すことがあるとされている。 ■排泄行為もLINEで報告…13人を支配した男 男は自らの家族と少女の家族を含む、大人4人・子ども9人のコミュニティの頂点に立ち、少女と母親を監視下に置いていた。排泄行為でさえもLINEでの報告を強要していたという。 検察側は「コミュニティには理不尽で強力な支配関係が存在し、少女は男の要求に拒否できなかった」と、男による支配を指摘した。

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