国内で販売が認められていないニコチン入りの電子たばこ「ニコパフ」を高校生に売ったとして、大阪府警は9日までに、京都府の男子大学生(21)を医薬品医療機器法違反(未承認医薬品の販売)の疑いで逮捕、送検した。 ニコパフをめぐる摘発は全国で初めてだという。 捜査関係者への取材でわかった。 大学生は「海外のサイトから個人輸入し、小遣い稼ぎのために売っていた」と話し、容疑を認めているという。 府警は2月下旬に大学生を逮捕し、その後は釈放して任意で調べを進めていた。 捜査関係者によると、「ニコパフ」とは、ニコチンを含むリキッド(液体)を電気で熱し、発生した蒸気を吸う使い捨てタイプの電子たばこの総称。 ニコチンの「ニコ」と、たばこを「ふかす」といった意味の英語「puff」の組み合わせだという。 ニコチン入りの電子たばこは法律で販売が規制され、国内では認められていない。 一方、個人での輸入や使用は可能で、ネット上には「個人輸入をサポートする」とうたう日本語サイトもある。 ■「周りも吸っていて、おしゃれなものだと…」 厚生労働省は「ニコチン以外の有害物質が含まれている事例があり、安全性が確認されていない」と注意を呼びかけている。 大学生の逮捕容疑は昨年11月22日、京都府内の路上で、自分の出身高校の後輩の男子高校生(18)にニコパフ10個を計4万円で販売したというもの。 男子高校生は翌23日、うち1個を4500円で女子高校生(17)に売ったとされ、大阪府警は男子高校生も同容疑で書類送検した。 捜査関係者によると、大学生は府警に対し、昨春ごろ、海外旅行に行った友人からニコパフを教えてもらい、海外サイトから輸入を開始したと説明したという。 府警は、大学生が昨年6月~今年1月に約70個を売り、計約28万5千円を売り上げていたとみている。 昨年11月、大阪市内の路上でニコパフを吸っていた男子高校生を警察官が職務質問したことから発覚した。 「見た目もかわいいし、フレーバーもたくさんある。まわりの友達も吸っていて、おしゃれなものだと思って吸っていた」 男子高校生は調べに、こう話しているという。