韓国・婚外子を出産、遺棄した30代の女と男、2人目も遺棄…「育てる金がない」

【03月10日 KOREA WAVE】韓国・済州市の産後ケア施設に2021年3月6日、30代の女性と男性が訪れ、生後3日ほどの新生児を急いで預けた。男女は「すぐ迎えに来る」と話して施設を離れたが、その後まったく姿を見せず、施設からの連絡にも応じなかった。 施設は約50日間にわたり赤ちゃんの世話を続けたが、同年4月26日に警察へ通報した。警察は約8カ月に及ぶ捜査の末、2021年12月19日に京畿道平沢市で2人を逮捕した。 この男女による新生児遺棄は初めてではなかった。事実婚関係にあった女と男は、2019年10月にも済州市の別の産後ケア施設に生まれたばかりの子どもを預けて姿を消した前歴があった。しかも2人は、最初の事件で裁判を受けている最中に2度目の犯行に及んでいた。 遺棄された子どもはいずれも出生届が出されておらず、法律上は存在が記録されていない「幽霊児童」の状態だった。子どもたちはその後、住民登録番号が付与され、国民健康保険などの社会福祉サービスを受けているという。 女らは児童福祉法違反(児童遺棄・放任)の罪で起訴された。法廷で2人は罪を認め、「子どもを育てられないほど生活が苦しかった」と述べ、寛大な処分を求めた。 弁護側は「1人目の子どもは、女が前夫との婚姻関係を整理しないまま男と同居して出産したため、法的問題から出生届が難しかった」と説明。また「2人目は、産後ケア施設の費用を支払わなければ子どもを連れて帰れないと誤解していた」と主張した。 2022年2月、済州地裁は女に懲役10カ月・執行猶予2年、男に懲役8カ月・執行猶予2年を言い渡した。さらに再犯防止講義40時間の受講と保護観察も命じた。 裁判所は「被告らは子どもに対する養育義務を怠るなど罪質が悪い」と指摘した一方、「今後2人の子どもを誠実に育てると誓っていることや、これまで罰金刑を超える処罰歴がない点などを考慮した」と量刑理由を説明した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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