<独自>米軍基地侵入の偽造IDは海外サイト通じて購入 容疑者供述 実在ナンバー記載か

大手商社のイラク駐在社員が偽造の身分証明(ID)カードを使って米軍施設に不法侵入した事件で、逮捕された水野圭隆容疑者(45)が、カードを海外サイトで購入したと供述していることが10日、捜査関係者の話で分かった。カードには実在するIDナンバーが記されていたとみられ、神奈川県警は情報を在日米軍と共有し、実態解明を急いでいる。 水野容疑者は住友商事の社員。昨年10月に偽造カードを使い米海軍横須賀基地内に不法侵入したとして日米地位協定に伴う刑事特別法違反容疑で逮捕された。 県警では、水野容疑者が昨年10月ごろ、偽造IDカードを使用して横須賀基地内でレンタカーを借りるなどした疑いや東京都内で交通取り締まりを受けた際に警視庁職員に対し偽造カードを示した疑いがあるとみて調べを進めているもようだ。 また、捜査関係者によると、水野容疑者が使用したカードには退役軍人に実際に付与されたIDナンバーが記され、容疑者は、施設の入り口でスキャンされたこともあったが、通過できた旨の説明をしていることが分かった。 容疑者はカードについて、海外の業者のサイトで購入したとしており、県警は在日米軍にこの業者の情報などを伝えたという。ただ、カードは押収されておらず、調べに対し水野容疑者は「処分した」などと説明しているとみられる。 さらに、水野容疑者の複数の知人らが、容疑者に同伴する形で東京都内や神奈川県内の在日米軍関連施設に立ち入った可能性があることも関係者の話で分かった。県警は関係者らから聴取を進め容疑者の侵入目的の解明などを進める方針。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加