(CNN) 韓国国会で、「非常戒厳」を出した尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対する弾劾(だんがい)訴追案が可決された。これにより、活気あふれる民主主義国家に戒厳令を宣布するという驚くべき決断が引き起こした政治的対立が一つの節目を迎えた。 尹氏が辞任を拒否したことで、弾劾訴追案が提出され、与党からは少なくとも12人が賛成に回った。 しかし、尹氏の運命が決まったわけではない。 尹氏は現在、憲法裁判所での弾劾審判の決定を待っている状況だ。憲法裁判所の判断によって、正式に大統領職から解任されるか、大統領職に復帰するのかが決まるが、この手続きには最大で6カ月かかる可能性がある。 尹氏に対しては出国禁止の処分が出された。尹氏はまた、内乱の容疑などで一連の捜査の対象となっており、有罪となれば、最高で死刑や無期懲役となる可能性がある。 尹氏の将来がどうなるのか、以下で見ていこう。