【04月06日 KOREA WAVE】東南アジアを拠点に活動していた「3大麻薬王」の一人とされるチェ・ジョンオク服役囚が、韓国の刑務所に収監された後も外部協力者を通じて大規模な麻薬密輸を指揮していたことが明らかになった。 法曹関係者によると、ソウル北部地検は2025年8月、特定犯罪加重処罰法違反(麻薬類)などの罪でチェ・ジョンオク服役囚と共犯2人、外部協力者3人を起訴した。脱北者出身のチェ・ジョンオク服役囚は2018年以降、東南アジアを拠点に数十億ウォン規模の麻薬を流通させた疑いが持たれ、「東南アジアの3大麻薬王」と呼ばれていた。2022年にカンボジアで逮捕され、その後韓国に送還されて懲役23年の判決を受け、現在も服役中である。 しかし収監後も犯行は続いていた。チェ・ジョンオク服役囚は他の刑務所に収監されている麻薬犯罪者らと手紙をやり取りし、密輸計画を具体的に練るなど、「獄中の指揮拠点」として機能していたとされる。 さらに、紹介を受けた仲介役と刑務所で複数回接見し、タイの麻薬組織との連絡方法や密輸手口を伝えていたとみられている。 この手法により、2024年11月から2025年1月にかけて、時価約6億2000万ウォン(約6820万円)相当の覚醒剤約6.2キログラムと、約6500万ウォン(約715万円)相当のケタミン約1キログラムを、タイから計5回にわたり密輸した疑いが持たれている。 一方、同じく「東南アジアの3大麻薬王」とされるパク・ワンヨル容疑者も最近フィリピンから送還され、犯罪組織構成や特定犯罪加重処罰法違反などの疑いで拘束送致された。 警察によると、パク・ワンヨル容疑者の組織が関与した密輸・流通規模は時価131億ウォン(約14億4100万円)に上り、覚醒剤など計17.7キログラム(約63億ウォン、約6億9300万円相当)が摘発されたほか、販売収益約68億ウォン(約7億4800万円)も確認された。 パク・ワンヨル容疑者はフィリピンの刑務所から脱走後、通信アプリを基盤とした組織を構築し、フィリピンやメキシコ、ベトナムなどから複数回にわたり密輸を繰り返していたとされる。組織はトップ、販売責任者、中間役といった階層構造を持ち、取引手段も現金からビットコインへと移行していた。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News