熊本県警捜査2課と熊本中央署は1日、全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の会計から約4965万円を着服したとして、業務上横領の疑いで、弁護団長だった元弁護士の内川寛容疑者(63)=熊本市東区御領6丁目、無職=を再逮捕した。逮捕は3回目。一連の事件で県警の立件額は計約9212万円となった。 再逮捕容疑は、弁護団長として弁護団の口座を管理していた2021年1月20日~23年6月5日、熊本市の金融機関などで現金を計82回引き出し、このうち計約4965万円を自分名義の口座に入金するなどした疑い。23年3月に弁護団が会計に不審な点があることを指摘した後も、着服を繰り返していたとみられる。 捜査2課によると、内川容疑者は「間違いない」と容疑を認めている。自宅のローンやクレジット返済、事務所経費の支払いなどに充てたとみられる。 弁護団によると、訴訟で被告の国が原告に支払った和解金などを口座で管理していた。弁護団のメンバーは23年3月以降、容疑者に通帳の提出を求め、7月になって残金がほぼないことが発覚した。