鳥取・米子市の「湊山公園」で暮らすサルたち。 春のポカポカ陽気の中でのんびりと過ごすサルを巡り、思いもよらない事件が起きたのです。 7日、収賄の疑いで逮捕されたのは、米子市議会前議長の稲田清容疑者(56)。 稲田容疑者は2024年6月、当時公園の管理を請け負う事業体の代表へ便宜を図る謝礼として、現金100万円を受け取った疑いが持たれています。 当時、市議会の議長を務めていた稲田容疑者が図った便宜は、公園内で飼育するサルの頭数を減らすように市議会で発言することでした。 現金を受け取ったとされる3カ月後、稲田容疑者は市議会で「(サルが)多すぎるのではないか。現地にも何回も、そんなにたくさんではないが、最近も見に行って。あまりいい環境ではないんだろうな。サルに話聞くわけにはいかないので」と発言をしていました。 さらに、2025年3月にも「引き続いて頭数抑制を確実に行っていただきたい。サル舎については、用途の廃止も選択肢の一つと強調する」と発言していました。 稲田容疑者は市議会で2回、サルの頭数削減を求める質問をしていました。 実際にこのあと、約50頭いた公園のサルは37頭にまで減りました。 事件の発端となった公園のサル。 これまで度々、公園から脱走し、住民を騒がせていました。 2025年2月、オスの「まさる」が脱走。 20人余りが捜索にあたり、大捕物となった“まさる脱走劇”。 公園に近い水路でまさるを発見。 脱走から約5時間がたった次の瞬間、おとなしく捕まったまさる。 この公園は2023年以降、3回にわたってサルが脱走し、ずさんな管理体制が指摘されていました。 公園からサルが脱走した後、「(サル脱走が)また1件起きたことですし、これ本当早急な対応をお願いします」と市議会で削減を求めていた稲田容疑者。 サルを巡って起きた前代未聞の事件。 警察は、当時公園の管理を請け負う事業体の代表だった70代の男について、贈賄の疑いで在宅捜査を進めています。 男は、サルが減ることで経費削減のメリットがあったとみられてます。 警察は稲田容疑者の認否について明らかにしていません。