現職の米子市議会議員が逮捕された贈収賄事件の続報です。 市の公園で飼育中のサルの管理をめぐり、公園指定管理の業者から市議会で有利な発言をするよう頼まれ、見返りに現金100万円を受け取ったとして逮捕された稲田清容疑者が、4月8日午後、その身柄が鳥取地検に送られました。 受託収賄の疑いで、7日に逮捕された米子市議会議員の稲田清容疑者(56)は、8日午後、留置先の鳥取警察署から鳥取地検に送られました。 鳥取県警捜査二課と米子警察署の発表によると、稲田容疑者は2024年6月ごろ、米子市の湊山公園の指定管理業務を請け負っていた米子市内の事業体から、公園で飼育されているサルの数を削減するため、市議会で有利な発言をするなど便宜を図るよう依頼されたもので、その見返りとして現金100万円を受け取った疑いが持たれています。 一方、現金を渡した贈賄側で、事業体の当時の代表だった米子市の70代の男については事情聴取が行われたあと、8日に書類送検されました。 県警は捜査に支障をきたすとして、2人の認否を明らかにしておらず、100万円のほかにも現金や物品の授受、接待などが行われた可能性も視野に入れているとしています。 現職市議の逮捕を受けて、米子市の伊木市長は8日朝、公務で上京する米子空港でTSKの取材に答えました。 米子市・伊木市長: 大変、驚いています。捜査の進展を見ている状況ですので、推移を見て適切に対応していきたい。 県警は、稲田容疑者が市議会での発言のほかにも市に対してなんらかの圧力をかけていた可能性もあるとしていて、詳しい捜査を進めています。 なお県警によると、鳥取県内での現職議員の収賄容疑での逮捕は約29年ぶりだとしています。