京都男児死体遺棄容疑で父親逮捕 容疑者と接触した地元住民が語る「強烈な違和感」と「怖さ」

京都府南丹市で行方不明になった市立園部小の安達結希さん(11)の遺体が遺棄された事件で、府警は16日、30代の父親を死体遺棄容疑で逮捕した。 15日、府警は安達さんの自宅を家宅捜索。父親らを亀岡署に任意同行して事情聴取し、父親は関与をほのめかす供述をしていた。 家宅捜索された自宅には安達さん、母親、父親、母方の祖母、曾祖母の5人が居住。父親は義父で、近隣住民は「母親が職場で知り合った男性と昨年末に再婚し、実家に戻ってきた」と話す。敷地内には母屋の他にも戸建てがあり、別の親族が住んでいるという。 また、結希さんが不明となった後の先月28日、両親とやり取りしたという地元住民が取材に応じ、「強烈な違和感を覚えた」と明かした。 結希さんの行方不明が報道された後、両親や親族が園部駅前で情報提供を求めるビラを配る姿が目撃されている。そんな中、結希さんの同級生を孫に持つ男性が営む自動車修理店に両親が訪ねて来た。 対応した従業員の女性によると、受付カウンターの前に2人は互いに距離を置いて立ち、息子を探しているとの旨を話し、父親がスマートフォンの写真を示したという。 女性は「普通は相手が見やすいように画面を前に差し出すと思いますが、自分の肩の辺りに上げて見せた。こちらが身を乗り出して見ないといけなかった」と吐露した。 自ら名乗ることはなく、「“報道されている安達結希くんですか?”とこちらから尋ねたら、初めて“そうです”と」。その後母親が、同店オーナーの孫と結希さんの関係などを説明。話すのは母親ばかりで、父親は言葉少なだった。 女性が何より違和感を覚えたのは、「とにかく落ち着いていた」ところだ。「子どもがいなくなって何日も経っているのに、憔悴(しょうすい)している様子もなければ、動揺したり焦っている感じもなかった。まるで他人ごとのよう。ほんとにわが子を探してるのかなって…」と首をひねった。 両親は5分ほど滞在。去り際、「体に気を付けて」と女性が声をかけても振り向かず、店を後にしたという。 「父親はレンズの汚れた黒縁めがねをかけ、黒い服。とにかく暗い印象で正直、悪寒が走った。今思い出してもちょと怖い」と振り返った。取材したのは父親の逮捕前だったが、「嫌な予感がする」と語った女性の直感は、現実のものとなってしまった。

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