「法律は、社会の最低限のルールに過ぎません。不条理な世の中を生き抜くための本当の武器は、あなたの外側にあるルールではなく、あなたの内側にある教養と倫理です。 かつての日本人は「お天道様が見ている」という言葉を大切にしてきました。誰が見ていなくても、自分の良心に恥じない生き方をする。この気骨ある生き方こそが、迷いの中にいる私たちにとっての、もっとも確かな処方箋になると私は信じています」 そう語るのはジャーナリストの池上彰氏。法の網を抜けるAI犯罪、止まらぬ政治腐敗。憲法公布80年の節目に池上氏が解き明かす「法の限界」と「正義の行方」とは? 本記事では池上氏の著書『法で裁けない正義の行方』より一部を抜粋し、マルチ商法や詐欺、またフェイクの見抜き方について解説します。