父親「娘に語りかけ」涙拭う うるま米軍属女性殺害から10年 現場で遺族らが手を合わせる

沖縄県うるま市で2016年4月、ウオーキング中だった20歳の会社員女性が、元米海兵隊員で軍属の男に殺害された事件から28日で10年がたった。遺体が発見された恩納村安富祖の現場には献花台が設置され、遺族らが手を合わせた。献花台は29日夕まで設置予定。 事件は2016年4月28日夜に起きた。会社員だった女性は、同居する男性に「ウオーキングしてくる」とLINEでメッセージを伝えた後に行方不明になり、5月19日に恩納村で遺体で見つかった。逮捕された男と女性に面識はなかった。男は、殺人や強姦致死罪などで18年に無期懲役が確定している。 元金武町長で遺族と親交のある吉田勝廣さん(81)が、遺族の了解を得て毎年献花台を設置し、ぬいぐるみや花を供えている。 女性の両親が訪れたのは午前11時20分ごろ。花やお菓子、ジュースを手向け、吉田さんから受け取った線香を立てて手を合わせた。 父親は時折背中を震わせながら娘に語りかけ、母親と共にハンカチで涙を拭った。 吉田さんは「忘れない、繰り返させない。一人一人が考えてほしい」と語った。

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