熊本地震で被災した八代市役所の新庁舎建設をめぐる汚職事件。逮捕された市議は、大手ゼネコン側に仲介役の男を通じて「影響力を持った議員がいる」と紹介されていたことが分かりました。 熊本県の八代市議会議員・成松由紀夫容疑者(54)と、土木工事会社代表・園川忠助容疑者(61)ら3人は、熊本地震の“復興のシンボル”として建設された市の新庁舎の入札をめぐって、東京の大手ゼネコン「前田建設工業」側に便宜を図った見返りに、現金6000万円を受け取った疑いがもたれています。 その後の取材で園川容疑者が「前田建設工業」側に、「八代で新庁舎の工事がある」「新庁舎建設に影響力を持った議員がいる」と成松容疑者を紹介していたことがわかりました。 市の元職員は、市長に業務の決済をもらう前に成松容疑者に相談しなくてはならない実態があったと明かします。 八代市の元職員 「彼(成松容疑者)が議長の時に議長室に呼ばれて、市長に説明する前にまず議長に説明している。出す前のことを全部チェックして変更させられたとか、ありえないことですよね。普通」 その後、前田建設工業は有利な入札方式になるよう、園川容疑者を介して成松容疑者に依頼したとみられ、警視庁などが全容解明を進めています。