「闇バイト」巡り 男2人に懲役3年 執行猶予5年/埼玉県

さいたま市西区にある公園のトイレで、「闇バイト」の報酬を受け取りに来た男性に暴行を加え、車内に監禁した罪に問われている男2人に対し、さいたま地裁は23日、懲役3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。 逮捕監禁と恐喝未遂の罪に問われているのは、東京都小平市の無職・佐藤拳太被告25歳と住所不定・無職の饗庭元(あいば・はじめ)被告(21)です。 2人はことし8月、さいたま市西区の公園で、「闇バイト」の報酬を受け取りに来た30代の男性の腹を複数回殴った上で、車で連れ回し、現金を脅し取ろうとした罪に問われています。 23日の判決で、さいたま地裁の中川卓久裁判長は、「指示役と被告らが役割を分担しながら行った組織的・計画的な犯行」と指摘しました。 そして、「犯罪組織が、闇バイトに手を染めた者に制裁を加えるなどして、実行役を確保していた。被告らはいずれも従属的な立場にあり、反省の態度を示している」などと述べました。 その上で、佐藤被告は懲役3年、饗庭被告は懲役3年6か月の求刑に対して、いずれも懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。

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