少女はASD(自閉スペクトラム症)だった。好きな相手の要求を断れない、という特性があった。だから言う通りにした。 そんな16歳の少女に「彼氏」は言ったという。 「わいせつな動画撮って、俺に貢ぎなよ」 ◇恋愛感情につけ込み動画撮影か マッチングアプリで知り合った16歳の少女に、販売目的で性的行為をさせて動画を撮ったとして、警視庁少年育成課は11日、東京都世田谷区三宿2の会社員、白石大夢容疑者(23)を児童福祉法違反(淫行(いんこう)させる行為)と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)容疑で逮捕したと発表した。少女とは交際関係にあったといい、恋愛感情につけ込んだとみられる。 逮捕容疑は2025年6月3日、自宅近くの公園で、当時高校1年生だった16歳の少女にわいせつな行為をしたり、自慰行為をさせたりし、その場面を少女のスマートフォンで動画撮影したとしている。「少女に頼まれてやった」と供述している。動画は10人ほどに売られたという。 ◇16歳に「俺に貢げ」要求か 少女から話を聞いた母親の相談で発覚した。母親から聞き取った警視庁によると、少女は発達障害の一つ「自閉スペクトラム症」(ASD)で、好意を寄せる相手の言うことを断れない面がある。白石容疑者もそれを知っていたという。 少女は「『パパ活や(わいせつ)動画の販売で稼いで俺に貢ぎなよ』と言われ、売り上げは送金した。好きで関係を切りたくなかった」と話している。【洪玟香】