「全会一致は当然」 収賄疑いの八代市議の報酬停止、即日施行

熊本県八代市の新庁舎建設工事を巡る汚職事件で、同市議会は15日に臨時会を開き、あっせん収賄の疑いで警視庁と熊本県警に逮捕された市議の成松由紀夫容疑者(54)への議員報酬支給を一時停止する条例案を全会一致で可決した。 同市議会に議員の逮捕や拘留を想定した規定がなかった。このため一部議員が「議員活動が現実にできない期間の支給のあり方を整理する必要がある」として、身体拘束が解かれるまでの間の議員報酬や期末手当の支給停止を定めた条例案を提案。本会議で採決され、成松容疑者が所属する自民党市議団も含めて反対はなかった。 条例は即日施行された。今後の同様の事案にも適用される。市議会事務局によると現在の議員報酬は月額43万1000円。 閉会後に記者団の取材に応じた高山正夫議長は「全会一致は当然。混乱を終わらせ、健全な議会に戻していきたい」と話した。自民党市議団の村川清則団長は「他市の多くもこうした条例を制定しており、特段反対する理由はなかった。本人が直近まで『1円ももらっていない』と言っていた。信じたい」と述べた。【中村敦茂】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加