韓国大統領、イスラエル首相の逮捕状に言及 ガザ援助船の拿捕で

パレスチナ自治区ガザ地区に支援物資を届ける活動を行っている国際支援団体の船が20日、イスラエル海軍にガザ近海で拿捕(だほ)され、韓国人を含む4人が拘束された。聯合ニュースなどが報じた。韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は「あまりにも非人道的」などと強く批判し、イスラエルのネタニヤフ首相への逮捕状にも言及するなど波紋を広げている。 報道によると、船は2日にイタリアを出発し、ガザへ向かっていた。支援船を巡っては、18日にもギリシャから出航した支援船がキプロス近海の公海で拿捕され、韓国人活動家が拘束されていた。韓国政府は早期解放を求めている。 李氏は20日の国務会議(閣議)で「支援する第三国の船舶を拿捕し、拘束したというのは妥当なことか」と提起。「(拿捕された場所は)イスラエルの領海なのか」と繰り返し問いただし、「抗議すべきではないか」と迫った。 更に、ガザでの戦闘について「国際法的には違法な侵略ではないか」とも発言。魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長が「その点は検証が必要だ。ハマスがイスラエルを攻撃したことがきっかけだ」と説明すると、国際刑事裁判所(ICC)がネタニヤフ氏に対する逮捕状を出していることについて「戦犯として認めたから逮捕状が出たのではないか」と述べた。ネタニヤフ氏が入国した際の逮捕状執行の是非についても検討を求めた。 イスラエル軍による人権問題を巡っては4月に、イスラエル兵士がパレスチナ人の遺体を建物から落としたとされる映像について李氏がイスラエル側を批判し、イスラエル外務省と論争を繰り広げたこともある。【ソウル日下部元美】

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