故マイケル・ジャクソン、Netlixが2005年児童性的虐待裁判を追う3部構成ドキュメンタリー・シリーズを配信へ

公認伝記映画『Michael/マイケル』が全世界で6億ドル(約954億円)超の興行収入を記録し、キング・オブ・ポップのカタログがチャートを席巻するなか、Netflixが現地時間2026年5月20日、独自の故マイケル・ジャクソン関連プロジェクトとして3部構成のドキュメンタリー・シリーズ『Michael Jackson: The Verdict』を配信すると発表した。 6月3日に配信開始となる同シリーズは、マイケルが少年への児童性的虐待容疑で訴追された2005年の刑事裁判を題材としている。Netflixが公開した作品説明には、「2003年、ポップ・カルチャー史上おそらく最も有名で愛された人物であるマイケル・ジャクソンが、複数の児童性的虐待の罪で起訴され、メディアは騒然となり、数百万人もの人々が固唾をのんで法廷の行方を見守った。全訴因で無罪となった後も、この裁判の中心に立った伝説的スターへの世間の関心は衰えず、2009年のジャクソンの死後も長きにわたって続いている」と記載されている。 この裁判は、マイケルが当時13歳だったがん患者のギャヴィン・アーヴィゾを自身のネヴァーランド・ランチで虐待したとする訴えに基づくものだ。マイケルが初めて児童性的虐待の疑惑をかけられたのは1993年のことで、それから10年以上後にこの公判が開かれた。1993年の件でもマイケルは疑惑を否定しており、民事訴訟では報道によれば2,300万ドル(約36億円)で告訴人と和解している。2005年の公判では、弁護側が子役だったマコーレー・カルキン、クリス・タッカー、ジェイ・レノ、ジョージ・ロペスら複数の著名人を証人として呼び、マイケルのために証言させた。そして2005年6月13日、陪審員団は無罪の評決を下した。 今回のドキュメンタリーでは、裁判における主要人物たちに焦点を当て、陪審員、目撃者、メディア関係者、告発者、および法廷に立った弁護側関係者への新たなインタビューを交えながら、検察・弁護双方の視点からマイケルに対する訴えを多角的に検証する。監督のニック・グリーンとエグゼクティブ・プロデューサーのフィオナ・ストートンは共同声明で、疑惑を強く否定し続けたマイケルが無罪判決を受けた裁判から20年が経過した今もなお、あの法廷劇をめぐる議論は続いていると述べた。 「法廷にはカメラが持ち込めなかったため、当時一般に伝えられた事実はコメンテーターを介したものであり、断片的な形でしか届きませんでした。裁判の全体像を精緻に検証する時が来たと判断しました。マイケル・ジャクソンというアーティストに関心を持つ方であれば、このドキュメンタリーが、大部分が非公開だった出来事への窓口となり、あの場で何が起きたのかをより深く感じる機会を与えてくれると思っていただけるはずです」と両者は語っている。 予告映像は、ロサンゼルス警察の捜査員たちがネヴァーランドに踏み込む場面から始まり、邸内を歩きながら“隠し部屋”の有無を確認する様子が映し出される。マイケルの逮捕後に撮影された例の目を見開いた表情の顔写真、告発者の衝撃的な証言に耳を傾けた人々の回想、そして法廷外でマイケルを熱狂的に支持しながら無罪判決を祝うファンの姿なども収められている。

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