犬など39匹を劣悪な環境で飼育したなどとして逮捕されたのは、動物愛護団体の代表でした。行き場のない犬や猫の保護を掲げながら“虐待する側”となった背景に何があったのでしょうか? 玄関前に積み上げられた大量のケージ。東京・品川区の閑静な住宅街に佇むこの家で、ペットの世話ができなくなる「多頭飼育崩壊」が起きていました。 記者 「丸ノ内容疑者が捜査員に連れられて自宅から出てきました」 動物愛護法違反の疑いで逮捕された、丸ノ内留実容疑者(47)。動物愛護団体の代表です。 犬や猫39匹を劣悪な環境で飼育し、病気やけががあるにもかかわらず適切な処置をせずに虐待したとして逮捕されました。 10年ほど前、行き場を失った犬や猫の保護を始めたという丸ノ内容疑者。団体のホームページには。 「保護した犬猫たちを新しい家族へと繋ぎ、殺処分をなくすべく活動しております」 しかし去年12月、品川区から通報があり、警視庁が自宅を家宅捜索したところ、少なくとも30匹以上の動物の死骸が散乱するなど、劣悪な環境が明らかになりました。 近所の人は… 近隣住民 「暴れるような鳴き声。2時間3時間、永遠っていうのか」 「この辺の人はみんな洗濯はもう外に干せない。匂いと毛だらけになってしまう。玄関の前、3日間ぐらいでこれだけ犬の毛が溜まる」 そうした状況だったからでしょうか。丸ノ内容疑者は、1階の風呂場で生活していたといいます。 なぜ、「多頭飼育崩壊」に陥ったのでしょうか? 調べに対し丸ノ内容疑者は、容疑を一部否認したうえで… 丸ノ内容疑者 「同居していた息子が家から出ていき、自分1人で世話をすることになったが、片づけるのがばかばかしくなった」 丸ノ内容疑者は動物取扱業の登録をせず活動していたということで、警視庁が活動の実態を調べています。