元大阪府知事で、大阪市長も務めた弁護士の橋下徹氏(56)が27日、コメンテーターを務めるフジテレビ系「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜後1・50)に生出演。18歳の娘に暴行を加えた疑いで25日に現行犯逮捕され、26日に辞任した巨人の阿部慎之助監督(47)の処遇について言及した。 読売巨人軍が確認した事実関係によると、25日午後6時頃、18歳の長女と次女の姉妹ケンカを止めようとした阿部氏は長女から言い返されたことに腹を立て、襟元をつかみ投げ飛ばして倒すなどの暴行を加えた。長女はこの直後にチャットGPTに聞いたところ、児童相談所への通報を勧められたことから通報。児相から連絡を受けた警視庁渋谷署が現行犯逮捕した。阿部氏は26日未明に釈放された。 番組では今回の辞任について100人アンケートを実施。アンケートでは「辞任しなくてよかった」が66人、「辞任するべきだった」が34人という結果が示された。 阿部前監督の処遇について「社会は許すべき」とフリップを出した橋下氏は「全然辞任なんかする必要ないと思いますけどね」と語気を強めた。 そのうえで「まず1つは罪と罰の均衡が取れてない」と指摘。「(社会的制裁の)大きさ。やった行為で、これだけのペナルティーが加えられるっていうのは、僕は成熟した民主国家として違うと思いますよ。僕の感覚でやった行為とペナルティーがあまりにも不均衡」と指摘した。 さらに「それからもう1つ、重要なことなんですけど、子供を守るために児童相談所と警察は、ある意味過剰気味に、家庭の中に入っていくっていうのが1つの方針です。だからこれは僕は児童相談所も警察も咎めることはできません。やりすぎじゃない。これはもう当然のこと」と児相と警察の対応には理解を示したうえで「もしこれだけのペナルティーがあるんだっていうことを児童相談所や警察が思ってしまったら、躊躇(ちゅうちょ)してしまう。行っていいのかどうなのかっていう」と話した。 「だからとにかく社会は子供の問題に関しては、子供を守るためには児童相談所も警察もとにかく多段に、あの家庭の中に入ってくれと。その代わり後で当事者の話を聞いて、“これは家庭に委ねていいんだな”とわかれば家庭に委ねたらいいでしょうという仕組みにしておかないと、児童相談所も警察も入っていけなくなるし、子供の方だって連絡していいのかどうかわかんない」とした。 さらに「今回で児童虐待とか言われていますけど、(長女は)18歳なので、正式には児童虐待ではないんですよ。18歳以上は虐待ではないんですよ。だから児童相談所の扱いでもない」と指摘。「児童相談所は通報を受ければ、これは公務員は告発義務があるから当然警察に連絡をする。18歳はある意味児童ではない、そういう存在だから、やっぱり家庭内で、そりゃありますよ親子の中で。警察は子供守るために踏み込んだけど、よくよく見てみたら家庭内でなんとかなるなってことだったら、社会もそりゃあ家庭に委ねるべきじゃないですか」と話した。 「巨人もファン商売だから世間の反発を気にしてこういう対応を、とらざるを得ないけど、社会が“これはもういいんじゃないの?”っていうことを言えば巨人だって、逆に巨人の方が批判されちゃうから。“やりすぎなんじゃないの?”って。だから僕は“やりすぎだ”“やりすぎだ”って僕は言い続けたいですけどもね」とした。 「社会もそういうふうに言わないと、これはちょっと均衡が取れてなさすぎる」と主張。来季から復帰などの考えもあるとし、「巨人もファン商売だから世間のそういう空気を読むのはこれしょうがない。あとは社会が、やっぱり“これはおかしいよね”っていう声を上げれば、巨人もそれは受け入れると思いますよ」と見解を示した。 橋下氏は26日、自身のXでも「「今、児童相談所・警察は初動において子供保護のためには過剰気味に動く。その後当事者からきちんと説明があれば社会は許すべき」とつづり、今回の処遇に疑問を投げかけていた。