医療施設の女子トイレで盗撮したとして、性的姿態撮影処罰法違反(撮影・撮影未遂)の疑いで茨城県水戸市元吉田町、医療法人「啓和会」理事長の医師、男(47)が逮捕された事件で、施設内のトイレから小型カメラが少なくとも4台見つかっていたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。県警は押収したスマートフォンなどの解析を進め、詳しい経緯を調べている。 男は2024年12月25日、自らが理事長を務める市内の2医療施設の女子トイレに設置した小型カメラで、未遂を含め延べ104人を盗撮したとして28日に逮捕された。カメラは、施設職員が清掃中に見つけた。 盗撮用のカメラは、複数箇所の女子トイレに設置されていたといい、少なくとも4台あった。県警は、29日までに2施設や男の自宅を捜索。押収したスマホや記録媒体などのデータを解析し、以前から盗撮していた可能性も視野に調べている。 県警は29日、同法違反の疑いで、男を水戸地検に送致した。男は同日午後1時10分ごろ、留置先の県警水戸署で、白色シャツと紺色ズボンを着用し、黒縁眼鏡にマスク姿でうつむきながら移送車に乗り込んだ。 2施設は健康診断や人間ドックを行っており、29日も通常通り利用者に対応した。健診を受けに来たという50代女性は「被害者がかわいそうだし、利用者も困る」と語った。