歌手で俳優の杉良太郎(81)、演歌歌手の伍代夏子(64)が29日、都内で行われた杉友(さんゆう)寄席に登場。杉は終了後の取材に対し、現在“闇バイト”として取り上げられて社会問題となっている若者の凶悪犯罪について持論を述べた。 杉は、警察庁の特別防犯対策監を務めている。最近の青少年による凶悪事件に関する見解についての質問に対し「“闇バイト”にバイトをつけないでほしい。あんなものはバイト感覚でやるもんじゃない。犯罪だから」と語った。これまでも特殊詐欺の“受け子”などで高校生が手を染めるケースは見られたとした上で「最近はもっと凶悪になってきている」と悩ましげに話した。 続けて「必ず捕まっちゃうんだよ。捕まるのはあんた(若者)たち、上は逃げるだけ。捕まるのは分かってて手を染めると一生ダメになる」と述べた。さらに「刑は重いんだよ。刑務所がどういう所か分からないで簡単に手を染めてしまう。ものすごい重い罪で刑務所に行かないといけなくなる。親とか兄弟をどれだけ失望させるか」と訴えた。家族から「逮捕どういうことか教えなきゃいけない」とも語った。 そして最後に「やったら必ず捕まるし刑務所に行くんだよということを自覚しなきゃいけない。こんな割に合わない仕事はないんだから」と強調した。 杉は著名人に呼び掛けて、警察庁でSOS47という特殊詐欺の被害を食い止めるためのプロジェクトチームの特別防犯対策監として全国各地で活動している。 同庁の特別防犯支援官を務める妻の伍代も「いつもニュースを見て胸が痛む」と若者たちの凶悪犯罪に思いを寄せていた。 杉友寄席は1981年に、杉が自宅を開放し、二ツ目の落語家を応援することを目的に始めた。2023年から“令和版”として「落語を通して社会を良くしよう」という理念のもと復活し、さまざまな啓発を行ってきた。 第6回となった今回は、スペシャルゲストとして俳優の常盤貴子(54)が初参加。厚生労働省の肝炎に関する啓発メンバーとして、健康維持や医療への意識向上の重要性を訴えた。杉や伍代は巧妙化、凶悪化する特殊詐欺の手口を伝え、防犯対策を呼び掛けた。