阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催されたプロ野球・阪神-広島戦の観戦チケットを不正転売したとして、兵庫県警甲子園署は15日、入場券不正転売禁止法違反の疑いで、広島市南区大州の会社員、鍋岡龍介容疑者(29)を逮捕した。同署によると容疑を否認している。 逮捕容疑は令和5年9月8日、チケット転売サイト上で興行主の同意なく、同月9日、10日の阪神-広島戦の観戦チケット2枚(販売価格計7700円)を計3万5200円で転売したとしている。 同月10日、球場内の同署の詰め所に「購入したチケットの座席に別の人が座っている」と男性から相談があり、署員が座席を確認したところ、容疑者が座っていた。 同署によると、男性はサイト上で容疑者からチケットを購入し、入場用2次元(QR)コードを受け取った。一方、容疑者は取引が成立しなかったと勘違いして球場に行き、QRコードを使って入場。その後、男性が同じQRコードで入場しようとしたところ、球場係員に席がふさがっていると告げられたという。 同署は同法違反の疑いを視野に捜査した。容疑者は少なくとも同年2~9月、複数のアカウントを使用して主にプロ野球の観戦チケットをサイト上で転売し、約1200回で計約1000万円の販売利益を得ていたとみられている。