千葉県市川市は、市動植物園でぬいぐるみを抱える姿が人気のニホンザル「パンチ」や同園を支援するため、5月24日時点で国内外から約4300万円の寄付が集まったと明らかにした。市は5月末までとしていた寄付の受付期間を12月末まで延長した。 市は3月、パンチを支援したいという要望を受け、寄付の方法などをまとめた「」を発表した。動植物園への支援が広がり、海外からも寄付が届くように。5月17日にパンチのいるサル山に来園者が侵入して逮捕されると、1週間で約400万円が集まった。 市は、寄付の受け付け継続を求める声も多いことから延長を決めた。集まった寄付金は、パンチを含む動植物園の動物の環境改善や施設管理に充てるとしている。 また、市は6月市議会に提出する一般会計補正予算案に、サル山の環境改善事業として7000万円を盛り込んだ。いずれもサル山に関するもので、日よけや土場を設置▽バックヤードにエアコンを設置し休憩スペースを拡張▽清掃のための給水施設の改修を予定し、寄付金の一部を充てる。 動植物園によると、最近のパンチは、母親代わりのオランウータンのぬいぐるみを持って来園者の前に現れるのは1週間に1度くらいという。「お客さんにとってその姿をみるのはラッキーかもしれないが、動植物園からみると、パンチの不安の表れなので、早く手放すようになってほしい」としている。【石塚孝志】