「教育版ライセンス」出品でロゴ勝手に使った疑い 5千件超を転売か

オークションサイトの商品紹介に、米国のメーカーが商標登録しているロゴに似せた画像を使ったとして、大阪府警は3日、横浜市神奈川区子安通3丁目の無職持田真宏容疑者(44)を商標法違反(侵害とみなす行為)の疑いで逮捕したと発表した。 府警は、持田容疑者が同様の手口を少なくとも5千件以上繰り返し、約2550万円を売り上げていたとみている。 サイバー捜査課によると、逮捕容疑は2024年11月~25年9月、9回にわたり、米国のメーカー「Autodesk(オートデスク)」と「Vectorworks(ベクターワークス)」が制作した製図設計ソフトウェアの教育版ライセンスをオークションサイトに出品した際に、2社が商標登録しているロゴに似せた画像を商品紹介の広告に使い、商標権を侵害するとみなす行為をしたというもの。 持田容疑者は「許可なくロゴを使用したことに間違いありません」と容疑を認めているという。 持田容疑者が出品していた教育版ライセンスは、学生や教員など研究目的でメーカーが無償で発行しているもの。今回のメーカー2社は商用目的で使うことを認めていない。 だが持田容疑者は、海外のオークションサイトを通じて教育版アカウント発行の権利を持つ人物からIDやパスワードを230~2300円で仕入れ、日本国内のオークションサイトで4千~1万円で転売し、利益を得ていたとみられるという。正規品は年間約8万~38万円だという。 24年10月、メーカーのうち1社から「オークションサイトで当社の教育版ライセンスが販売されている」と相談があり、府警が捜査を始めた。 サイトでは「教育版ですが一般と同じように使用できます」などと説明されていたという。 落札者の中には「正規品だと疑わずに購入した」という人もいたが、「教育版」と説明しているため、府警は詐欺容疑での立件は難しいと判断。出品説明の画像に使われているロゴに着目し、商標法違反での摘発に至ったという。 調べに対し、持田容疑者は「10年前から教育版ライセンスを売っていた」と供述しているという。 落札記録によると、持田容疑者は21年9月からの4年間で、2社の教育版ライセンスを5千件以上、販売していたという。(黒田陸離)

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