栃木県上三川(かみのかわ)町の強盗殺人事件で、警察庁が事件の主導役とみられ、強盗殺人容疑で逮捕状が出ている住所、職業不詳の益田和彦容疑者(48)を国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配したことが6日、捜査関係者への取材で判明した。 捜査関係者によると、益田容疑者は事件の3日後、中国経由で東南アジアに向かったとみられている。警察庁は海外当局と連携して行方を追っている。 ◇ICPOが「赤手配」 警察庁の要請を受けたICPOは5日、加盟国に身柄の拘束を求める「赤手配」を出したことをホームページ上で公表。益田容疑者の顔写真や佐賀市出身で身長162センチ、左前腕に3センチ未満のやけどの痕があることなどの身元情報を掲載した。 外務省は3日に旅券返納を命じ、期限の24日までに返納しなければ失効し、滞在先で不法滞在の状態になる。 事件では、実行役として神奈川県内に住む16歳の高校生4人と、現場指示役とみられる竹前海斗(28)、妻の美結(25)両容疑者が強盗殺人容疑で逮捕されている。捜査関係者によると、益田容疑者は事件前にバールを購入して、秘匿性の高い通信アプリで、被害女性宅の情報を海斗容疑者に送信。高額の報酬を提示し、事件を持ちかけたとされる。【深津誠】