資産状況聞き出し表にして管理 海外詐欺拠点、情報共有か

カンボジアの特殊詐欺拠点オーナーとみられる佐々木裕介容疑者(38)が逮捕された事件で、拠点では警察官を装った電話で被害者の資産状況を詳細に聞き出し、表にして管理していたことが18日、愛知など6県警合同捜査本部への取材で分かった。効率的に情報を共有し詐欺を実行する目的とみられ、捜査本部は組織の実態解明を進める。 捜査本部によると、押収した資料の分析などで判明した。表には銀行口座の情報や残高、投資の状況、車の所有の有無などを記入する欄があった。電話をかける日本人の「かけ子」がマネーロンダリングへの関与を調べる名目で聞き出し、被害者が渋ると「やましいことがあるのか」と問い詰めていたという。 口座などの項目名は日本語と中国語の両方で書かれており、中国人の指示役らと情報を共有していたとみられる。かけ子の稼働状況や詐欺の進捗もホワイトボードに一覧にして管理しており、組織化されていた。 捜査本部は16日に組織犯罪処罰法違反容疑で容疑者をタイから移送、逮捕した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加