東南アジアから空路マカオへ大量のヘロイン密輸…ツナ缶に偽装する手口、マレーシア人の運び屋の男逮捕

マカオ司法警察局は6月25日、マカオ国際空港で同月20日夜、東南アジアから空路を利用し、マカオへ麻薬(ヘロイン)の密輸入を図ったとしてマレーシア人の男(24)を逮捕したと発表。 同局によれば、同局の駐マカオ国際空港薬物犯罪調査処が国際麻薬密売手法及び情報の分析とリスク評価を根拠に、(2026年)6月20日夜のフライトで東南アジアの国(具体的な国名は発表なし)からマカオ国際空港に到着する搭乗者のうち疑わしい人物1人をマークし、税関及び治安警察局と共同で新型の迅速薬物検査装置の運用など、配備を進めていたとのこと。 20日夜、男がマカオ国際空港へ到着し、預け入れ手荷物のスーツケースを受け取った後、直ちに摘発に着手し、スーツケースの中からペースト状のツナ入りとデザインされた缶が2個ずつ入ったパッケージ49セットを発見。一部を開封して検査したところ、缶の中にツナペーストではなく、白い粉末が入っており、携帯型薬物検知器による検査で薬物が含まれていること判明したことから、同局の刑事技術部門による緊急鑑定が行われ、当該物品が麻薬のヘロインであることが証明されたという。発見に至ったヘロインの総重量は約2987グラム、末端価格にして約418万パタカ(日本円換算:約8360万円)相当分に上った。 その後の同局の調べで、この男はマレーシアで犯罪組織に3000マレーシアリンギット/約6000パタカ(約12万円)の成功報酬で運び屋として雇われ、マレーシアから別の東南アジアの国に渡って麻薬を受け取り、マカオへ密輸した後、組織の指示に従って近隣地区へ密輸出を図る計画だったことが判明。同局では、この男を麻薬・向精神薬密売罪で検察院送致するとともに、他の本件に関与したとみられる人物の行方を追っているとした。 最近マカオ国際空港では同様の東南アジアからの違法薬物密輸事案の摘発が相次いでいる。同局では、本件を受け、違法薬物の密輸は最大15年の禁固刑に処せられる厳重な刑事犯罪であり、市民に対して絶対に関与しないこと、また警戒意識を高め、他人から来歴不明の物品が入った荷物を預かってマカオと外地の間を出入りするようなことのないよう累次の呼びかけを行うとともに、的を絞った水際対策の強化による違法薬物の厳格な流入阻止を図る考えを示した。

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