認知症の高齢者に相場より高額のリフォーム工事契約を結ばせ、約2000万円を支払わせたとして埼玉県警は2日、東京都杉並区の住宅リフォーム会社「NEXT HOME」社長、望月優矢容疑者(30)=東京都中野区=と従業員ら計4人を準詐欺容疑で逮捕した。 ◇水を床にまき、水漏れを信じ込ませ 県警は、望月容疑者らが集合住宅の高齢者らを狙って高額の契約を結ばせ、2022~25年に1都4県の約850人から約10億円を受け取ったとみている。25年10月、同社などを特定商取引法違反(不実の告知)の疑いで捜索。押収した容疑者らのスマートフォンには、認知症の疑いがある高齢者宅を「激アツ」「ド当たり」などと表現したやり取りが残っていた。 逮捕容疑は24年6~11月、千葉県松戸市の認知症の80代女性に高額のリフォーム契約を結ばせ、6回分の工事代金として1995万円を支払わせたとしている。各回の代金は、相場の約2・5~4倍だったという。 県警生活経済課によると、望月容疑者らは、水のペットボトルを持って住宅を訪問。住人の高齢者らに気づかれないように水を床にまき、水漏れしていると信じ込ませたとみられる。 25年2月、同社の従業員2人が埼玉県小川町の60代男性宅を訪問し、水漏れの疑いを指摘。不審に思った男性が県警に相談した。千葉県内でも同様の相談があったという。【福田真緒】