大阪市内で出前などに用いられる、三輪のミニカーを無免許で運転し、2件のひき逃げ事件を起こして、女性2人にけがをさせた疑いなどで、出前業者の男が逮捕・起訴されました。 ひき逃げなどの疑いで逮捕・起訴されたのは、出前業者の山原拓朗被告(34)です。 山原被告は2024年7月、無免許で出前用のミニカーを運転中に大阪市福島区の交差点を右折しようとして、同じ方向に走っていた31歳の女性の乗る自転車に接触したものの、そのまま逃げた罪に問われています。 女性は左ひじを打撲するけがをしました。 また山原被告は2024年10月にも、福島区内の交差点でミニカーに乗って左折しようとしたところ、直進してきた看護師の女性(当時29歳)の自転車と接触し、女性にお尻の打撲などの軽傷を負わせたのに、そのまま逃げた罪でも起訴されています。 警察によると、事件の目撃者がミニカーのナンバーを覚えていて、山原被告は10月のひき逃げ事件の後に、ほかのミニカーのナンバープレートを盗んで付け替えていたということですが、防犯カメラ映像などを捜査した結果、山原被告の特定に至りました。 調べに対し山原被告は容疑を認めていて、「その場に停まれば、無免許でミニカーを運転していたことがばれてしまうので、その場から逃げました」と話しているほか、ナンバープレートを盗んで付け替えた容疑についても「ひき逃げしたのでばれないように盗んで付け替えた」という趣旨の供述をしているということです。