輪島市内の寺院から銅板などが盗まれた事件で、輪島署は16日、窃盗などの疑いで、ともにスリランカ籍で住所不定、無職の男2人を金沢地検輪島支部に追送致し、捜査を終結したと発表した。能登半島地震発生後から被災地で車中泊をしながら輪島、珠洲、能登、穴水、志賀の5市町で計45件の盗みを繰り返して生活し、被害総額は時価合計約3200万円に達するとみられる。 逮捕、送検容疑は、2人は能登半島地震発生後の2024年1月ごろから26年4月24日まで被災地で車上生活を送りながら、空き家や寺院などに目星を付けて侵入。蛇口や仏具、銅板などの金属類を盗んだ疑い。盗んだ品は石川県内の買い取り業者に売却し、生活費に充てていたとみられる。 輪島署が確認した犯行45件の内訳は、空き家を狙った邸宅侵入・窃盗が28件、寺院などを狙った建造物侵入・窃盗(窃盗未遂含む)が8件、人が住む家を狙った住居侵入・窃盗未遂が1件、屋根に葺かれた銅板など屋外の物品を狙った窃盗が8件で、盗んだ金属は約500点としている。捜査は2人の自供などに基づいて行われ、2人は容疑を認めているという。