石川の特殊詐欺被害23.4億円、26年上半期 3年間で24倍に

2026年の1~6月に石川県内で確認された特殊詐欺の被害額が23億4千万円にのぼり、前年の同じ期間(13億2千万円)と比べて10億円以上増えたと県警が発表した。特に、SNSを使ってうその投資話を持ちかける手口で被害額が膨らんだ。 県警が発表したのは、26年上半期の犯罪概況。電話やSNSを介し、顔を合わせないまま信用させて現金などをだまし取る「特殊詐欺」の被害は年々増加している。23年上半期の1億円足らずから、3年間で23.5倍になった。被害件数も46件から251件に増えた。 手口別の被害額では、SNS型投資詐欺(12億5千万円)が大半を占め、金沢市の70代女性が計2億400万円を詐取されたケースもあった。警察官を名乗って「逮捕される」などと不安をあおるニセ警察詐欺(6億1千万円)や、SNSやマッチングアプリで恋愛感情や親近感を抱かせるSNS型ロマンス詐欺(2億9千万円)が続いた。 また、能登半島地震で大きな被害を受けた奥能登4市町では空き家に侵入する窃盗被害の認知件数が、前年同期の31件から74件へと急増。輪島市では51件にのぼった。 刑事企画課の小島拓也次席は「空き家の窃盗は、すぐに被害に気づけないことも多い。防犯活動に力を入れ、空き家が狙われていることを周知していきたい」と話した。(鈴木渉)

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