マッチングアプリ使い結婚詐欺、年収5千万円とウソ 容疑の男ら逮捕

女性に結婚を約束した上で、事業資金名目などで現金をだまし取ったとして、愛知県警は22日、名古屋市東区葵1丁目の無職江尻舟一(51)と同区泉3丁目の無職武田佑気(32)の両容疑者=いずれも偽造有印公文書行使容疑で逮捕=を詐欺の疑いで再逮捕し、発表した。県警は認否は明らかにしていない。 県警中署によると、両容疑者は3月3日~8日ごろ、江尻容疑者が解体業の経営者と名乗ってマッチングアプリで知り合った愛知県長久手市の女性(47)に結婚を約束した上で、「下請け業者に支払う工事代金が必要。売り上げが入ったら返す」などとうそを言い、計3650万円をだまし取った疑いがある。 江尻容疑者は「黒瀬舟」という偽名を使い、アプリに登録。武田容疑者は江尻容疑者の秘書を装って、女性との面会の場に同席し、江尻容疑者を「年収5千万円の資産家」とアピールするなどして女性に信用させる役を担っていたという。 5月に女性が同署に相談し、判明した。捜査関係者によると、他にも同様の被害相談が複数あり、被害総額は数億円の可能性があるとみて捜査を進める。(川西めいこ)

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