山形県警を含む4つの県の合同捜査本部は、きょう埼玉県に住む中国籍の大学院生の男を詐欺の疑いで逮捕しました。 男は、スマートフォンで他人名義の決済用コードを使い、店から商品をだまし取っていました。 警察によりますと、詐欺の疑いで逮捕されたのは中国国籍で埼玉県川越市の大学院生の男(27)です。 男は去年7月、大阪府寝屋川市の店でスマートフォンで他人名義の電子決済サービスのコードを使い、ゲーム機などの商品11点およそ37万円相当を購入しだまし取った疑いがもたれています。 男は偽の商品サイトで買い物をしようとした山形市の男性に対し、商品が欠品しているので商品代金を電子決済で返すなどと言って、コードを盗んだとみられています。 男は、山形、愛知、福井、群馬で同様の犯罪を繰り返していて、これまでだまし取った商品を転売するなどして、およそ3000万円の利益を得ていたとみられています。 男の逮捕はこれで7回目だということです。 男はいずれの容疑についても「覚えていない」などと否認しています。 警察は組織的な犯罪とみて、事件の全容解明に向けて捜査しています。