【AFP=時事】イラン司法府は28日、1月にピークを迎えた反政府デモに関連する罪で死刑判決を受けた男性2人の絞首刑を執行したと発表した。メヘル通信によると、死刑は中部イスファハン州マレクシャフル市にある「広場」で市民が見守る中、公開で執行された。 イラン司法府の公式ニュースサイト「ミザン・オンライン」はは、「アボルフアズル・セパヒ死刑囚とアミルホセイン・サファリ死刑囚の刑がけさ執行された」と伝えた。 両死刑囚は、1月8日の反政府デモのさなかに「警察官をナタやナイフで襲撃し、道路標識に縛り付けて引きずり回した上、ガソリンをかけて火を放った」として有罪判決を受けた。 さらに、「武器を手に取り、恐怖と戦慄(せんりつ)を生み出したことによる『モハレベ(神への敵意)』の罪」や、「国家の公共秩序と安全を深刻に乱す行為に及んだことによる『地上に腐敗を広めた罪』」などの罪にも問われたという。 昨年12月下旬に物価高騰を発端として始まった抗議運動は急速に反政府デモへと発展し、1月8日から9日にかけてピークを迎えた。 イラン当局は反政府デモで3000人以上が死亡したと報告し、米国とイスラエルによって組織された「テロ行為」によるものだと主張。一方で、国外に拠点を置く人権団体は、治安部隊がデモ参加者に向けて発砲したと主張している。 当時、ドナルド・トランプ米大統領はイランへの軍事介入を警告していた。その後、2月28日に米イスラエルが対イラン軍事作戦を開始したことで、中東を巻き込んだ紛争へと発展した。 それ以来、イラン国内では紛争と反政府デモの双方に関連して、逮捕や処刑が急増している。 7月19日にも、イスファハン州で同様の罪により別の男性2人の絞首刑が執行されたばかりだった。 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、イランは中国に次いで世界で2番目に死刑執行数が多い。【翻訳編集】 AFPBB News