田中真紀子氏 「鬼の真紀子が泣いた」事件の真相 大物から屈辱仕打ち「一生懸命やっているのに」

田中真紀子元外相(82)が、27日放送のBS12トゥエルビ「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」(月曜後9・00)にゲスト出演し、外相時代に受けた嫌がらせめいた出来事について語った。 父は元首相の田中角栄さん。93年7月の衆院選で初出馬、初当選し、01年の小泉内閣では女性初の外相を務めた。嫌がらせとも取れる当時の仕打ちを振り返った。 外相として多忙を極めていた真紀子氏だが、ある時、重鎮から至急の呼びつけがあったという。「秘書官としょうがないねって、書類を持ってだーっと行った」と説明した。 大臣室に行ってみると、真紀子氏らを呼びつけた人物は、出された菓子を下げるよう職員に伝えたという。「“これを下げなさい、お菓子を”って、事務の方に。“私が持ってきたものを出しなさい。田中さん、外務大臣に食べさせてあげるために持ってきた”って。見たら、南京豆、ピーナッツ」と明かした。 多忙を縫って時間を作った真紀子氏は、「“お仕事のお話は?”って言ったら、“あなたがピーナッツを食べるところを見たい”って。“あんたがここで、目白(の邸宅)ではなくて、ここで食べるところを見たい”って」。ピーナッツは角栄さんが受託収賄などで逮捕されたロッキード事件で、収賄の領収書の単位として使われた隠語だった。その人物は、痛烈な皮肉を込めて、真紀子氏を呼びつけたのだった。 「外交の話でも何でもなかったので、“おいとまします”って。秘書官ももの凄く怒ってね。こんなことのために国務大臣を呼んでね。明日の答弁のために準備もしなきゃいけないのに。お客も来ているのに」。さらに「私がマスコミにばーっと言えば、彼も更迭されたし、私のアレ(その後)も違ったでしょうけど…。あの時、奥ゆかしくて言わなかった」と、この屈辱的な出来事を当時は口外しなかったことを明かした。 あまりのバカバカしさに、面会後に囲まれた報道陣の前で、真紀子氏は涙を流したことは有名。「私、一生懸命やっているのに、仕事を一生懸命やっているのに、こんなことをやらされたのかって、ポロポロって。“鬼の田中真紀子が泣いた”って」と振り返った。 呼びつけた人物は、同じ自民党所属だったという。話を聞いていた笑福亭鶴瓶は、「最低やな」と連発し、憤りをあらわにしていた。 その人物について真紀子氏は公表しなかったが、「田中派と三木派がもめていて、その一番の方だったんですよね」とポツリ。エッセイスト阿川佐和子は「つまんない男…」と軽蔑の言葉を口にした。

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