米政府が500万ドル(約8億円)の懸賞金をかけて行方を追っていた大規模麻薬カルテルのボスを、メキシコ連邦軍が逮捕した。 2日(現地時間)、日刊紙ラ・ホルナダやエル・ウニベルサルなどによると、メキシコ連邦軍は、麻薬組織「カルテル・デ・ロス・レイエス」の首領アルフォンソ・フェルナンデス・マガヨン(通称ポンチョ・ラ・キリンガ)を前日、ミチョアカン州で逮捕したと発表した。 フェルナンデス・マガヨンはこれまで軍部隊へのドローン攻撃を主導してきた。「テパルカテペク・カルテル」などと連携し、犯罪組織連合「カルテレス・ウニドス」を構築した中心人物でもある。 米政府も、麻薬密売や誘拐などの容疑で同氏を指名手配し、500万ドルの懸賞金をかけていた。ロナルド・ジョンソン駐メキシコ大使は「犯罪者に隠れる場所はない」と述べ、今回の逮捕を歓迎した。 今回の作戦では武装ヘリコプター2機が投入された。逮捕の知らせを受けると、カルテルの構成員は逮捕されたボスの移送を妨害するため、車両に放火し主要道路5カ所を封鎖するなど激しく抵抗した。しかし、軍当局が直ちに鎮圧に乗り出し、約5時間で道路の統制権を回復した。