上半期の世界の海賊事件発生件数は大幅に減ったが、ソマリア沖とアデン湾では海賊活動が急増し乗船者の被害も増えたことがわかった。 韓国海洋水産部が3日に発表した「2026年上半期全世界海賊事件発生動向」によると、上半期の世界の海賊事件は38件で前年同期の90件から60%減少した。 しかし乗船者被害者数は昨年の67人から今年は70人に増えた。現在まで韓国国民と韓国籍船舶の被害は発生していないという。 問題はソマリア沖とアデン湾だ。この海域の海賊事件は昨年上半期の3件から今年上半期は9件と3倍に急増した。 今年世界で発生した船舶拉致事件5件がすべてこの海域に集中していた。全海賊被害者数の90%に達する63人がこの海域で発生した。 ボルチック国際海運協議会(BIMCO)など海外専門機関とメディアでは、米国・イスラエルとイランによる戦争の余波で連合海軍戦力が中東の紛争地域に分散してアデン湾海域に監視の空白ができて海賊活動が活性化したと分析した。 韓国政府は2009年からソマリア海域に清海(チョンヘ)部隊を派遣し韓国籍の船舶を保護している。5月にも駆逐艦を投じている。 海洋水産部は海洋安全総合情報システム(GICOMS)を通じ「海賊危険指数」など最新安全情報をリアルタイムで提供している。 海洋水産部のチョン・ドヒョン海事安全局長は「ソマリア沖とアデン湾での海賊事件が明確に増加しているだけにこの地域を航海する船舶の注意が要求される。今後も迅速な情報提供を通じ韓国船舶と船員の被害予防に最善を尽くしたい」と話している。