去年1月、郡山市では受験生が飲酒運転の車にはねられて亡くなる痛ましい事故がありましたが、県内では今も飲酒運転が後を絶ちません。 法改正により実質的な厳罰化も進んでいますが、なぜ飲酒運転はなくならないのか。撲滅に向けた最前線を取材しました。 街に人が繰り出す金曜日の夜。 先月31日、福島市では… ■警察官 「福島警察署です。飲酒検問してました。」 福島警察署などの警察官10人が出動し、飲酒運転の検問をしていました。 ■警察官 「7月21日から基準が変わったので」 いまだ後を絶たない飲酒運転。 実はその撲滅に向け、先月21日、改正道路交通法が施行されました。 飲酒運転には、「酒気帯び運転」と「酒酔い運転」の2つがあります。 特に「酒酔い運転」は、5年以下の拘禁刑、または100万円以下の罰金と重い刑罰があります。 しかし、その「酒酔い運転」。 適用は従来、「正常な運転ができない状態」が要件で、呼気のアルコール濃度の明確な基準はありませんでした。 そこで国は法改正を行い、呼気1リットルあたりのアルコール濃度を「0.5ミリグラム以上」と明記。 「酒酔い運転」の適用が厳格となり、飲酒運転は実質的に厳罰化されました。 ■警察官 「みなさん良識ある人ばかりですので…」 この日は、県内に22ある全ての警察署で検問が行われ、逮捕者はいなかったそうです。 しかし、深刻な結果をもたらす飲酒運転。 県内では去年1月、郡山市を訪れた受験生が飲酒運転の車にはねられて亡くなる痛ましい事故があったにも関わらず、改正法が施行されたあとも、県内では公務員が逮捕されるなど、飲酒運転は依然、後を絶ちません。 そもそもなぜ、なくならないのでしょうか。 ■福島警察署 地域交通官 齋藤慎太郎警視 「飲酒運転に関する認識がまだまだ甘い。飲酒運転の危険性、その危うさを十分認識して頂ければ、飲酒運転は減っていくと思う。」 そのため県警では、今後、広報活動を強化。 一方で、取り締まりも強化することで、飲酒運転の根絶へ不退転の決意で臨むことにしています。 ■福島警察署 地域交通官 齋藤慎太郎警視 「警察は24時間活動しているので、飲酒運転は絶対に捕まえる気概で活動していきたい。」