法政大学で、学生の女が授業中にハンマーを持って暴れ、8人がけがをした事件。 女は、仲間から無視されて鬱憤(うっぷん)がたまっていたと話しています。 仲間に無視されたことが本当に犯行の動機なのかどうか。 まだまだ分からないことが多い事件です。 一体、何が起きたんでしょうか。 東京・町田市にある法政大学の多摩キャンパスで、22歳の女子学生がハンマーのようなものを持って暴れ、学生ら8人が頭などにけがをしました。 事件発生の知らせは、学校職員からの「学生1名がハンマーを振り回し、けが人が出ている」という110番通報でした。 事件は、授業中の教室で発生。 暴れたのは大学2年の22歳の女で、学校職員によって身柄を確保され、その後傷害の現行犯で逮捕されました。 多摩キャンパスを上空から捉えた映像では、多くの救急隊員の姿とそれを見つめる多くの学生たちの姿が確認できます。 けがをしたのは、男性5人と女性3人の合わせて8人。 数人が頭から出血をしているということですが、全員意識はあるということです。 学生に話を聞くと、「友達が『女の人が暴れてた』って聞いた。(どうやって暴れた?)ハンマーを振り回しながら」「ちょっと怖い。最近もいろんな所で刃物を使った事件もあった。今回のハンマーの件もこんな身近で起こるとは思わなかったので、ちょっとショッキング、怖いなと思った」と話しました。 授業中に突然ハンマーを振り回し、暴れ出した女。 何が引き金となったのでしょうか。 警視庁の調べに対しては「仲間のグループから無視されて鬱憤がたまったので、学校にあったハンマーで殴った」と供述しています。 警視庁は、犯行に至った詳しい経緯を調べています。