関西空港署は13日、覚醒剤20・9キロ(末端価格11億980万円)を航空機で関西国際空港に密輸したとして、米国籍の自称生命保険紹介業、ファン・ジョバンニ・ダック容疑者(26)を覚醒剤取締法違反(営利目的共同輸入)の疑いで緊急逮捕したと発表した。大阪税関関西空港税関支署によると、関空で旅客の手荷物から覚醒剤を押収した量としては過去最多という。 容疑は7月10日、ハワイ発の航空機で関空に到着し、覚醒剤20・9キロを密輸したとしている。関空署は同容疑者の認否を明らかにしておらず、組織性があるとみて捜査している。 税関によると、同容疑者は覚醒剤を緑色のポリエチレン製のシート二つに包み、手荷物の小型のスーツケースとリュックサックに入れて機内に持ち込んでいた。覚醒剤について「何かわからない」と話したという。細工して隠そうとした形跡はなく、税関は「大胆な手口で、警戒を強めたい」としている。 関空で旅客の手荷物から覚醒剤を押収した量はこれまで、2019年の18キロが最も多かった。【中村宰和】