「あべちか」刺傷の容疑者、留置場から出るのを拒否 書類のみ送検

大阪メトロ・天王寺駅付近の地下街「あべちか」(大阪市天王寺区)で6月、女性が刃物で刺されてバッグを奪われた事件で、強盗殺人未遂容疑で逮捕されたベトナム国籍の無職、ロー・ニャット・タム容疑者(33)が14日、送検時に留置場から出るのを拒否したことが大阪府警への取材で分かった。 そのため、府警は14日、捜査書類のみを大阪地検に送った。 捜査関係者によると、送検時に容疑者が留置場から出るのを拒否するのは珍しいという。 検察官は、通常と異なり、ロー容疑者から直接話を聞くことなく、裁判所に勾留請求する必要があるかを判断するとみられる。 刑事訴訟法は、警察官などは容疑者の逮捕から48時間以内に、捜査書類とともに容疑者を検察庁に送るか、釈放しなければならないと定めている。 送検後、検察官は24時間以内に容疑者を勾留する必要があるかを判断し、必要な場合は裁判所に勾留請求する。 捜査1課によると、ロー容疑者は、他のメンバーらと共謀し、6月10日午後7時45分ごろ、「あべちか」でベトナム国籍の女性(31)の左胸や首を刃物で突き刺すなどし、現金約22万円などが入ったバッグを奪った疑いがある。12日に逮捕されていた。(マハール有仁州、浪間新太)

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