【AFP=時事】アフリカ・モロッコ北部で15日、サハラ砂漠以南からの人々を中心とする多くの移民希望者が、隣接するスペインの飛び地セウタとの国境付近で拘束された。AFPの記者が目撃した。2週間前には、数万人の移民がセウタに押し寄せていた。 モロッコメディアの「Le360」は、拘束された294人のうち46人がモロッコ人で、残りはサハラ以南のアフリカ出身者だったと報じている。 この取り締まりに詳しい匿名の当局者はAFPに対し、「これはセウタへ向けた不法移民の試みを防ぐことを目的とした、日常的な作戦だ」と述べている。 セウタや、その東に位置するもう一つのスペイン飛び地領メリリャとの国境に近い町の森林地帯は、特に夏場、これらの地域を目指すサハラ以南のアフリカからの移民たちの集合場所となっている。 拘束された人数を明かさなかったこの当局者によると、15日の出来事は、こうした密航を阻止するために配置された「大規模な警備体制」の一環だったという。 モロッコ当局は12日、国境が開放されるというSNS上の偽情報の波を受け、セウタへの移民のさらなる流入に対抗するための措置を発表していた。 地元メディアによると、当局はここ数日、SNS上で不法移民を扇動・助長した疑いで60人以上を逮捕したと報じている。 2週間前には、わずか数日間のうちに人口8万4000人のセウタへ、主にモロッコ人を中心とする約7万2000人が密入国した。ただし、その大多数はすでにモロッコへ送還されている。【翻訳編集】 AFPBB News