アメリカ版Nシステム「フロックカメラ」はいたるところにある…その追跡の仕組みとは(海外)

フロックカメラは、通過する車のナンバープレートを読み取り、そのデータを収集・保存して、警察による捜査などに利用される可能性がある。しかし、ナンバープレートを誤認識することがあり、それが誤認逮捕につながるケースもある。また、批判派からはプライバシーへの懸念も上がっている。警察はフロックカメラが車両の追跡や犯罪解決に役立つと主張している。 「フロックカメラ(Flock Camera)」は全米数千のコミュニティに設置され、日常の風景に溶け込んでいる。 フロックカメラとは、公共安全テクノロジー企業フロック・セーフティ(Flock Safety)が製造する自動ナンバープレート読み取り装置(ALPR)を搭載したカメラのことをいう。 これらのカメラは道路沿い、交差点付近、住宅街の入口近く、商業施設やその他の民間施設周辺などに設置されることが多い。 車両が通過すると、カメラが画像を撮影し、機械学習を使ってナンバープレートの情報に加え、車の色、メーカー、車種、その他の詳細情報を検索可能なデータに変換する。 導入機関である警察などにとっては、フロックカメラが車両の追跡や犯罪容疑者の特定に役立つとして、非常に有用なツールになっているという。全米数万台のカメラを検索することで、特定の車両を発見できる場合もある。 一方、この技術に対する反発も強まっている。数十のコミュニティが、プライバシーへの懸念やカメラが悪用される可能性、連邦移民当局とのデータ共有を理由に、契約を解除、保留、または停止している。 フロックは、同社のナンバープレート読み取り装置は顔認識技術を使用しておらず、収集されたデータへのアクセスと共有を制御できるのはカメラを設置する顧客だとしている。 「これらは事件に関与した車両と、道路上の他の車両との識別に役立つ詳細情報に焦点を当てるよう設計されている」とフロックは説明している。 同社によると、車両の記録はデフォルトでは30日後に自動的に削除される。ただし、契約内容や現地の法律で認められている場合、顧客はデータの保存期間を別途設定することもできる。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加