万博・大屋根リング工事で“水増し請求”か 竹中工務店元総括作業所長を逮捕 自宅などのリフォーム代に充当か

世界最大の木造建築物として知られる大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」。 2024年、読売テレビは大屋根リングの工事に関わっていた渦中の人物を取材していました。 背任容疑で逮捕 竹中工務店・河井辰巳容疑者(61) 「会社に入って数十年たっていますが、こういう機会は二度とない。建設の技術者にとって、非常に誇れる現場だと自負しています」 万博会場で、”仕事への誇り”を語っていました。 しかし―。 報告・下内寛人記者 「午前7時半です。河井容疑者の自宅に大阪府警の捜査員が入っていきました」 背任の疑いで逮捕された、大手ゼネコン「竹中工務店」で総括作業所長を務めていた河井辰巳容疑者(61)。 大屋根リングの工事で現場責任者を務めていました。 警察によりますと、2025年、下請け業者と共謀し、万博会場の工事費を複数回にわたり水増し請求させ、竹中工務店に約1370万円の損害を与えた疑いがもたれています。 報告・下内寛人記者 「河井容疑者は水増し請求した費用の一部を、こちらの自宅のリフォーム代に充てていたということです」 ほかにも、自身が所有するマンションや、親族が経営する飲食店のリフォームにも水増し請求で得た金を充てていたとみられるということです。 19日午前、警察は河井容疑者が勤めている竹中工務店の本社に家宅捜索に入りました。 会社はホームページで―。 竹中工務店 「再発防止に向けて、内部統制および管理体制と教育を一層強化し、コンプライアンスの徹底に全力で取り組んでまいります」 2025年10月に閉幕した大阪・関西万博。 1周約2キロメートルあった大屋根リングは保存される200メートルほどを残し、解体が終わっていました。 ”万博のレガシー”として継承されることなった大屋根リングについて当時、河井容疑者は。 河井辰巳容疑者 「6か月しか建物は見ていただけないのですが、こうやってモノを作ったんだと記憶に残るようなプロジェクトにできたら」 今回の逮捕を受けて、大阪府の吉村洋文知事は―。 Q.万博のレガシーに泥塗るような行為では? 大阪府・吉村知事 「ほんとに残念に思います。万博協会自身は公募・落札しているので、直接、損害が生じているわけではない。竹中工務店には厳正に対処してもらいたい」 多額の税金が投入された万博工事をめぐる不正。 警察は河井容疑者の認否を明らかにしていませんが、動機やカネの流れなどを詳しく調べています。

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