ふるさと納税返礼品の牛肉商品を「鹿児島県産」と偽装したとして、水迫畜産(指宿市)の元取締役が18日逮捕された詐欺・食品表示法違反事件で、偽装した他県産牛肉は鹿児島県産よりキロ単価で半値以下だったことが19日、県警への取材で分かった。差額分で利益が得られるため、意図的に偽装を行った根拠の一つとみている。 県警は19日、逮捕した元取締役で社員の男(55)を鹿児島地検に送検した。「確認不足で、(偽装を)意図的にしたわけではない」と、改めて容疑を否認している。 送検容疑は2023年9月8日、他県産の牛肉加工品に「鹿児島県産」のラベルを貼り偽装した商品120パック(計60キロ分)を、鹿児島県内の業者にふるさと納税返礼品として納品。同年10月31日、偽装分を含む代金として計約145万円をだまし取った疑い。 県警によると、水迫容疑者は当時、食肉加工販売を統括管理し、1人で牛肉の仕入れや在庫管理、原料肉の指定を担当していた。